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ちょくちょくと佐々木の旅行を更新させていただいています。
更新履歴のほうには載せてません。
だってちょくちょくなんだもん。
更新って呼べるほど更新してないんだもん。
でも、何とか今週と来週には完結できそうです。
次の作品は看病ネタです。
先月にいただいたネタを少しずつ積み上げていったらもう少しで完成しそうな状況にまでこぎつけました。
最近WEB拍手のSSを変えてなかったので2~3日したら変えようと思っています。
ミヨキチネタ書きたいな。書けないけど。
では、よろしくおねがいいたします。
復活してきました私の心のキズ。
佐々木SSを某掲示板に貼って中途半端だったのでこっちで補完しようとしています。
長らく更新できなかったので、ごめんなさいをお伝えいたします。
朝比奈さんネタを書こうとしたけど朝比奈さんは苦手ですね。
書きやすいのは長門と佐々木とハルヒの3人でした。
とりあえずさっきハルヒのDVDを全部鑑賞しましたら、何かわたしの描く2次創作とはかけ離れているきがしてきました。
おかしな点がございましたらご指摘ください。
下の佐々木SSもよろしくおねがいします。
読書家の誰かに影響されたのか、寝る前の読書が習慣になっているため自宅の本棚を漁っていると、妙に懐かしい本がでてきやがった。
横文字で何て書いてあるのかさっぱりわからなくて結局最初の1ページすら読まないで本棚に陳列された謎の本。久しぶりに見たな。
今日の睡魔はいつもよりも早く、まだ他家では食卓にディナーが並んでいるような時間帯であり、本棚を漁っていてその本を見つけたときには妙に懐かしくなり、目が冴えてしまった。
無論俺は自分で解読できないような本を購入するわけはなく、必然的に借り物であることがすぐさま判明したのだが、持ち主はといえば中学時代にしきりに読書を進めてきたアイツしかいない。
そいつが中学を卒業するときに貸してくれた本だ。
なんとなく借りたままであることに罪悪感を感じ、すぐさま返却という言葉が脳裏に浮かぶまでにはまったくと言っていいほど時間がかからなかった。
善は急げ、と携帯を手に取り、電話をかける。通信相手である佐々木が電話にでたのはちょうど3コール鳴ったあたりだった。
「どうしたんだい、キョン」
電話にでて第一声がそれか。
「まあね。いつからかキミは用がないと連絡をくれなくなってしまったからね」
佐々木は自嘲気味にくつくつと音を立てて笑う。
何を言っても論破されてしまうのは目に見えているため、俺はさっそく用件を伝えることにした。
「今何してるんだ?忙しいならいいんだが」
「忙しいといえば忙しい部類に入るが、かといってヒマかと問われればヒマではある。キョン、キミからのお誘いは減少傾向にある。僕は多少のムリをしてでも時間をつくろう」
忙しいならムリにとは言わないんだけどな。
「それで、もちろん僕の家まで迎えにきてくれるんだろう?時間も時間だ、急いできてくれたまえ」
半ば強引に確定宣言を出され、しばしの雑談後に電話はきれた。
普段は電話しても俺が電話を切るまで絶対に電話を切らない佐々木が今日に限っては勇ましいまでの速さで通信を遮断した。
俺は携帯をポケットに突っ込んで本を持つとすぐに佐々木家へ向かった。
佐々木の家は俺の家から程よい遠さで、また、普段は使わない道をふんだんに使用しているためなかなか懐かしい気持ちにさせてくれた。
佐々木の家に着く直前に佐々木に連絡を入れた。
入れた直後に佐々木の家に到着して、それと同時に佐々木が玄関から姿を現した。
「早かったね」
ドアを閉め、カギをかける佐々木を見て俺は驚愕した。目ん玉が飛び出るのではというくらいには驚愕していたと思う。
「おや、珍しい表情をしているね」
佐々木は笑ってはいけない罰ゲーム中に笑ってしまったような歪んだ笑みを見せる。
だが俺は佐々木の表情ばかりを見ているわけにはいかなかった。なんせ、淡い色の浴衣をこれでもかというくらいに見事に着こなして現れたのだから。
俺はしばしの絶句を経てからようやく口を開くことに成功した。
「……。佐々木、似合ってるぞ」
浴衣姿の佐々木に心を奪われた俺ではそれ以上のボキャブラリーは浮かばなかった。
佐々木は驚き、戸惑い、そしれ照れたような表情をたっぷりと時間を使って表現したあとでいつもの表情にもどり、
「ありがとう」
とだけ言った。
「ところで、何で浴衣なんだ?」
俺の至極まったくな問いに佐々木は睨むように俺の目を見据えて、口をハルヒのように尖らせた。
「キミはあの空に浮かぶキレイな花束に目が行くことはないのかい?」
言われてようやく気が付いた。
漆黒の夜空に浮かぶ大きな花束がいくつも咲いては消えと繰り返している。
「花火か。それならそうと言ってくれればよかったのに」
「くっくっ。キョンらしいね。しかしその気がなかったとしてもせっかく浴衣を着用したんだ。もちろんキミも付いてきてくれるだろう?」
もちろんだ。思わず見とれてしまうほど様になってる浴衣姿のお前を前にその誘いを無下に断ることなんて誰にできようぞ。
「そんなに似合っているのかい。ではこれからはキミと会うときは常に浴衣でいることにしよう」
それもありかな。しかし平日の昼間から浴衣でいるのは多少浮く気がしなくもない。
でもこの佐々木は毎日見てても飽きないだろうなどと考えを巡らせていると、
「冗談だよ。ではさっそく出発しよう」
と俺の自転車に付属している荷台に腰掛けた。
「そういえば、佐々木の家に着いたとき、無意識にチャイムを押そうとしてしまったよ。中学のときは携帯なんてなかったからな。習慣ってのは中々消え去ってくれないものだ」
そう俺が後ろに話しかけると佐々木は俺の服を掴み、頭を俺の背中に押し付けた。
「1年経っても消えないほど繰り返してきたからね。僕もそうさ。キョンの後部座席に乗るコツは未だに体が覚えている」
そうか、1年以上も佐々木とは会ってなかったんだもんな。
言葉にはならなくとも、今俺が考えていることと佐々木が考えていることはきっと一緒だろう。
そんな空気の中、段々と人ごみが増えてきて、花火の音が大きくなって、そして会場に到着した。
会場になっている巨大なこの公園には屋台が迷路を作るように乱立していて、向かい合う屋台と屋台の間の通路を人が所狭しと歩き回る。
お互い食事も済ませてきたし、対して資金も持ってきていないため、自転車を置くと付近の出店にて割高なジュースを2本購入して花火の観測に移る。
人が多いからか、喧騒で声がかき消されているからか、お互いに口数は減っていて、無言に近かったんじゃあないかと思える静寂を切り開いたのは佐々木だった。
「キョン、あの場所へ行こう」
わかってるさ。さすがにお前とこの公園に来て他の場所で花火を見るなんて考えられないからな。
去年はハルヒの終わらない夏休みに忘れ去られてしまっていたが、一昨年に来たあの場所へと向かう。
殆どの人が知る由もない、俺たちだけの秘密の場所。
人ごみから外れた場所にある、花火を楽しむには最高の場所。
そして俺たちの思い出の場所。
絶景を求めて口数少なく歩いていると、ふと佐々木の表情が気になった。
なにやら良くない予感をさせる表情だ。
「どうした?気分でも悪いのか?」
佐々木は何も答えない。少しずつ顔を俯けていく。
「大丈夫なのか?」
それでも答えない。そしてさらに顔を俯ける。
「休むか?」
「……」
佐々木は俯き加減からふと俺を見上げ、
「もう着くよ。僕は大丈夫だ」
それだけ言ってまた無言になってしまった。
目的地に到着すると、一昨年とは多少変わって少し汚い感じになっていた。
変わらずに設置されたベンチは多少手入れがしてあるのか、きれいだったのでそこに二人で腰掛けた。
変わってしまった風景を見ながら変わらずに無言を貫く長門のような佐々木の顔を覗き込んでも佐々木は何のアクションを起こさない。
しかたなしに俺は花火を鑑賞しようとした瞬間に、ふと佐々木が口を開いた。
「キョン、キミは去年のこの花火大会に参加したかい?」
脈絡のない質問に戸惑いながらも、
「いや、去年は参加しなかった」
と何とか答えた。
今までにない佐々木に動揺を隠せずにいると、佐々木が悲しいという感情を目一杯表情に込めて俺を見た。
「僕はね、去年一人でここから花火を見ていたよ。もしかしたらキミがここにきてくれるのではと思ってね」
うっすら浮かんだ涙を瞳に潤ませて、しかし俺の目を離さずに続ける。
「でもキョンはこなかった。理由は色々考えられた。忙しかったのかも知れないし、この場所を忘れていたのかも知れない。もしかしたら根本からの拒絶だったのかもしれない」
正直言って俺にはなんのことだかわかってなかった。そして長門と同じことをするやつが他にいるなんてまったくもって思ってなかったんだ。
「でもキミはこの場所を覚えていた。今年は一緒に来てくれた。何故去年、来てくれなかったんだい?」
何故かと問われれば約束はしていなかった気がする。しかしそれは正解ではない気がしたので何も言えずにいると、佐々木は瞳の堤防を決壊させた。
ハンカチを出そうとポケットをまさぐるがみつからない。仕方なくカバンに入っているであろうハンカチを探していると佐々木に返そうと持ってきた本から一切れの紙が姿を現した。嫌な予感がした。
『キョン、今年も一緒に花火をあの場所で見よう。伝えたいことがあるんだ、僕はキミが来るまで待ってるよ』
確かに、そう記入されていた。
佐々木の言動に全てが合致し、自分の不甲斐なさ加減に失望した。
親戚に不幸があってただいま帰省中です。
明日葬式があるので、予告どおりのアップはできなさそうです。
本当はハルヒSS創ってそこでわたしの親戚への思いを混ぜ込んで冥福を祈ろうかと思ったのですが、
ちょっとハルヒ視点でのSSは苦手なもので挫折しました。
我が家に帰ってきて、心が落ち着いたら続きを執筆します。
今日と、明日で学生最後の夏が始まります。
具体的に言うと
大学4年生で就職が決まってるのに単位が足りないで必死に授業受けてるわたしの前期試験が明日で終わる
ということです。
少しばかし試験勉強に励んでしまったせいで、SS書きが全然進んでいません、ごめんなさい。
明日まで試験なので、終わったら思う存分気の向くままにSS書きまくってみせるので、ぜひご鑑賞くだされ。
カテゴリがずれるけど、WEB拍手の返信を書かせていただきます。
>>20:10 SS面白かったです。特に佐々木の旅行が。あとがきを読んだので続きを楽しみに気長に待ってます。
ありがとうございます。もう、サイトとあとがきのカウンターの回り方が全然違うので、誰も読んでないのかと不安になっていました。夏休みになったら春休みの時のような執筆力を取り戻したいと思ってますので楽しみにしていてくれることを楽しみにしてます。
関係ないけど、先週まで某検索サイト様での人気ランキングが一位に輝いていました。
瞬時に他の素敵なサイト様に飛び越えられましたけど(笑)
では、週末の日曜日あたりに次回の更新を持っていこうと思いますので、お暇な方はぜひどうぞ読んでみてください。
おそらく埼玉県在住のわたしがらきすたを見た直後くらいに更新しようと思っております。
最後に、背景について
このサイトで使われている灰色のレンガを細かく砕いたような背景ではSSが読みにくいとのご指摘がありました。
変えようと思っても、どんな背景がSSを読むのに適しているのかさっぱりわからない無知なわたしにアドバイスをいただけるかたはいらっしゃらないでしょうか。
それとも、いっそ読みにくい方用にテキストファイルで誰でも保存できるようにしてしまいましょうか。
誰か、何かアドバイスをいただけるとありがたいです。