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キョンSS 2007.06.25 22:41


ただなんとなく3ヶ月くらいあとに完成する予定の前フリになればと思って創ったSSです。
オチもなんにもないです。










 放課後、文芸部室に着いた俺は目を見張った。そして、何か嫌な予感に蝕まれた。

「なぜそんな格好をしている」
 バニーガールに扮しているハルヒが耳をピコピコと躍らせながら答える。
「なんとなくよ」
 その隣で魔法使いが口元すら動かさずにつぶやいた。
「似合わない?」

 長門の声は聞こえなかったことにした。
「はい、どうぞ」
「ありがとうございます」
 いつもはメイド服との見事な融合を見せている朝比奈さんは制服だ。

「今日は何かあるのか?」
 もしかしたら俺もコスプレさせられるのだろうか、という多少の不安はあった。拒否する体制を整えてから聞いた。

「何もないわよ」
 うさぎさんはあっさりと俺の不安を一掃してくれた。だが、俺の前にいるこのカエルは少しだけ苦しそうだ。

「古泉、苦しいなら脱いで良いぞ。その代わり説明しろ」
「おや、僕であることはバレバレでしたか」

 カエルスーツの頭の部分をとり、ニヤケた古泉が姿を現した。

「本日のコスプレには本当に何も意味はありませんよ。強いて言うなら、涼宮さんが文化祭を思い出したからでしょうか」
 あの強烈なライブか。そういえばハルヒも長門もあの格好でライブにでてたな。
「よほど楽しいと思えたのでしょう。もしかしたらもう一度、と思っているかも知れませんよ?」
「ライブとか健全なことなら俺は全面的にハルヒの後押しをしてやるさ」
「もちろん僕たちもメンバーにいれて、ですがね」

 古泉とのくだらない会話は素通りさせることにした。

 だが、確かにあのときのハルヒと長門は格好良かった。何でもできるハルヒと長門に思わず嫉妬してしまいそうなほど。


 みんなが帰ったあと、長門の指定席を借りて夕日を見ながら考えた。

 常々から俺は、非日常の第一人者ではなく、第三者になりたいと思っていた。
 現実離れした出来事に直面しても何もできはしない。だから第三者として超常現象を少し遠くから離れて見ていたいと思っていた。

 だがどうだ?長門が暴走して創ったあの世界で俺は何と言った?何を思った?
 現実離れしていても、生死をさまよっても、何だかんだと俺はこのポジションが気に入っていたことを気付かされただろう。

 気付いてしまった。だから、ハルヒと長門が文化祭でライブをしたときに、何故俺を巻き込まなかったのかと少しだけ思ってしまった。
 もちろん、ENOZには足りないメンバーは二人だったし、俺には何の楽器もできない。
 何も理不尽な事など無いのだが、何故か憤ってしまう。

 そして考えが一周したときに思う。

「やれやれ、大人ぶってても俺はまだまだガキだな」

 部室においてあったギターを手に持ち、どこも押さえないで音を出す。みごとな不協和音が部屋に響き渡った。次があったなら俺も参加できるように練習でもするか。

 なんとなくスッキリして、さっきまで重かった腰をあげる。さあて、帰るとするか。
 SOS団でバンド結成なんてのもいいな、などと思いながら。SOS団の将来を夢見ながら。

 

 

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長門SS 2007.06.21 20:36

 

 

 

「しまったっ」
 失態に気付いてから、昼休みの残りが5分ほどしかない時計を見上げた。まだ間に合う。

 俺は深呼吸をしてから教室をでる。そしてその足で長門の所属する教室の前にたち、入り口付近で談笑していた女子に話しかける。

「すまんが、長門をよんでくれないか?」
 女子生徒は一瞬キョトンとした表情をしたが、快く了解してくれたようで教室の奥へ入っていった。

 中を覗くと長門が読書している姿が目に入った。もしかしたら部室かな、と思ったのだが、教室にいてくれて助かった。
 教室内には住人の半分ほどの生徒が雑談をしており、クラスは違えど同じ教室だ、うちのクラスと大差ないことを感じた。
 まあハルヒがいるいないではだいぶ違うだろうが。
 と、長門を呼びに行った女生徒がこっちを向いて手招きしている。入れって事なのか?

 なんとなく一瞬躊躇われたが、気にしないことにする。自分のクラスじゃないとなんとなく入りにくい雰囲気があるからな。
 教室に入り、さっそく長門の元へ向かう。と、長門を読んでくれた女生徒が意味深な笑みを浮かべていたのには気付かないふりをして、御礼の言葉を述べておくことにした。


 いつも部室で見るような姿勢で読書をしていた長門が本にしおりを挟んで机に置いたのを合図に俺は切り出した。

「長門、悪いんだが数学の教科書を貸してくれないか?」
 長門はミクロン単位で頷くと、カバンから教科書を取り出した。どうやらもってたようだ、助かった。
「すまん、恩に着る。次の教師は教科書忘れるといろいろひどいからな。宿題だされたり補習させられたり」
「いい」


 昼休みの終わりまではまだ少し時間があるので何気なくパラパラと教科書を覗くと、数学特有の練習問題のページには全て答えが書いてあった。
「何で答えが書いてあるんだ?」
 長門は何も言わなかった。ただじっと俺を見ている。
「まあいいや、ありがとうよ」
 長門の頭を軽く撫でてやって、ふと気付く。

 教室内の喧騒がさっきまでの雑談の何重奏ではなく、驚きのざわめきと言った感じになっている。心なしか注目を浴びているようだ。
「それは、気のせい」
「気のせいか。そろそろ授業も始まるし俺は行くとするよ」
「そう」

 そして俺が長門に背を向けると、教室にいる全員と言っていい視線が一斉に散った、気がした。
 一瞬の静寂のあと、再びクラスの雰囲気が元に戻る。


 クイッ

 ふとシャツの裾を引っ張る感触に振り返り、引っ張った張本人である長門に尋ねた。

「どうした?」

 上目遣いで少し恥ずかしそうに見てくる姿に少しうろたえた。

「お礼がほしい」

「お礼か。何かをしてあげることにはやぶさかではないが…」
 何をしたらいいのかは見当が付かない。そもそも教科書を借りる程度でお礼を求められるとは思ってもみなかったが、長門がより人間に近づいた気がして俺はほんのりと幸福感に満たされた。


「そうだな、いつも世話になってるし何かお礼をしてやらないとな。何がいい?」

 長門は少し困った表情で、しかし決して俺から視線を外さない。

「あなたが、してくれることなら」

 教室内が反応した。
 もしかして、長門ってクラスメイトと会話をしたことがないのか?
「ある」
 なら、この喧騒は何だ?まるでお前の声を始めて聞いたかのような盛り上がりだぞ?

「・・・・・・」

 長門はそれ以上何も言わなかった。

「じゃあ俺は行く。お礼は、そうだな、放課後帰らないで待っててくれ」

 そう言い残して、長門の反応を待たずに俺は教室を出る。
 さて放課後どうしてやろう。

 

 



いきなりですが、WEB拍手に対する返事です。





>>5/31
17:55 長門→キョン最高vv 
17:56 長門切ないですよね・・・そこにぐっとくるんですが(笑  



 長門キョン大好きなわたしもほんのり切ない長門にはキュンとしますw
 長門ネタが増えてきましたね



>>
6/7
3:44 拍手内SS読みましたw ミヨキチ・・・キョンの事好きなのかな? 
3:44 それはそれでほのぼの感があって良いかもw byほのぼの一家 


 ミヨキチのネタは「PRINCESS BRIDE」聞いてて思いつきましたw
 次はミヨキチをもっと背伸びさせてみようと思ってます


>>6/12
22:55 原作+このサイト=パーフェクト 



 ありがとうございます。
 読み返してみると、そのときそのときでなかなか完成度にばらつきがでているのが悔やまれます。






 ところで、基本的には毎週金曜日に更新をしようと思っています。できれば週に2~3本は更新したいところですが、なぜかどんどん長編になっていくため一作一作に掛かる時間が多くなってしまいました。
 最低でも週に1作、金曜日にアップします。できるだけ。
 金曜に用事がある場合は木曜の夜か土曜の昼にアップします。

 そのほかにも完成ししだいアップしていきたいと思います。


 いや、本当に生産力のある作家さんがうらやましい。
 毎日アップしてる方とか尊敬します。


 ところで、今わたしは佐々木SSを書いています。
 今のままだとある程度の長編になりそうですので、今週の金曜日に前編アップ、来週の金曜日に後編アップという形になりそうです。
 でも、精神状態によってはそのままうちきって今週中に短編として出しちゃうかもです。あしからず。

 ラーメンを、作る時間よりも早く平らげてしまいましょう。
 そして、パソコンに向かいます。
 そして、メモ帳を起動させます。
 そして、文字を綴ります。

 そして、伝説に






先日の話 2007.06.09 15:37



家の近所で遊んでいたら、子供が群がってきて、遊んであげました。

ちょうどキョンの妹世代の子供たちでしょうか、小さい子です。

何と、電話番号を聞かれました。
小学生恐るべし。

わたしは古泉君と佐々木さんを混ぜてキョンで割った(自分のイメージで)

「わたしはね、運命を信じてるんだ」
といって、メモ帳に自分の電話番号を書いて、
「ここに私の電話番号が書いてある。でも、これをキミに渡したらつまらないから、もしキミとまた会うことがあったらよろこんでキミにこの紙をあげよう。ついでに豪華なディナーをご馳走してやってもいい」

運命という言葉を使ったわたしに子供は、
「絶対だぞ」
と少しだけ泣きそうな表情を作って言いました。

ごめんなさい。
約束は叶えられそうにありません。

私は来週、この町をでます。

いい大人に成長してくれることを願います。







ようやく私生活にもひと段落着いて、書きかけのSSの一部をアップしました。

長らく管理人なのに管理できてなかったわたしは、7月までは割りと時間を自分でマネジメントできる立場にあるので、少なくとも週に一度は更新していきたいと思います。

ところで、週に一度は、といいましたが、何曜日にアップしたらみなさん見にきていただけるでしょう。
毎週のSSアップをルーチンワークにして、空いた時間に不定期にアップしようと思っています。

参考までにどなたか意見いただけるとありがたいです。


『週間涼宮ハルヒの2次創作』

毎週何曜発売

今週はお休みです。

素敵なフレーズがいっぱいです☆





神様のメモ帳 2007.05.24 06:44


そうです。

神様のメモ帳読みました。




わたしが今書いているSSのプロローグをWEB拍手に載せました。

なんか書く回数を重ねるごとにSSが長編になっていく気がするのはなぜでしょうね。


思ったのは、WEB拍手にSS載せても見にくい気がする…

でも、わたしの心の中のキョンくんに、

「やっちまえ」

そういわれてはしかたないでしょう。



学校をでようの4巻が読み終わったので5巻に走ります。

谷川流作品では、やはりハルヒが一番面白いように思います。

結局忙しくてシャナの映画見にいけそうになかった。

むしろいけなかった。

DVDでるの待とう。


話に脈絡がないのはなんででしょう。


そろそろ佐々木SSがうずいてきました。
佐々木SSを書きたいな。

驚愕がでてくれれば佐々木の人物をきっと把握できて書きやすいだろうに。

はやく驚愕でないかな。

伏線の回収が苦手なねずみでした。


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